重度のニキビ治療
イソトレチノインの内服
なにをどうしてもニキビが治らない!
顔全体に赤いニキビが1個や2個じゃない・・・
やれることはやったのに。そんな方はニキビの治療の最終手段として
イソトレチノインの内服という選択肢もありかもしれません。
製品名はアキュテインやロアキュタンなどがあります。
※イソトレチノインの内服は海外ではニキビ治療薬として使用されていますが、日本ではまだ未承認です。イソトレチノインは保険適用ではなく自費診療での処方になります。
➡厚生労働省のHP
イソトレチノインの内服は、ほんとに最終手段だと思いますし、服用には注意が必要なお薬です。まずは適応か医師の診断してもらい、医師の指示に従い使用するようにしてください。
【イソトレチノインが適応の方】
・皮脂分泌が過剰
・赤いニキビが顔中多発
・ニキビ治療をしているが治らない
一般的な適応な方です。
皮膚科、美容皮膚科ナースとして約10年経験し、皮脂が多くニキビが治らない人方をたくさん見てきましたが、重度のニキビ治療として、レーザーなどするよりはイソトレチノインの内服をした方が治りが早いなぁとういう感想です。
(もちろん、まずは保険治療などを数か月やってみてからです!)
内服治療後、レーザーなどでニキビができないように肌ケアできると◎
イソトレチノインとは?
イソトレチノインは、ビタミンAの一種であり、レチノイドと呼ばれる化合物の一つです。
この薬は、にきびの原因となる多くの要因に対して劇的的に効果を発揮します。
イソトレチノイン内服の効果
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皮脂腺の抑制: 皮脂腺の過剰な活動を抑制します。皮脂腺のサイズを減少させ、皮脂分泌を抑制することで、毛穴の詰まりや炎症を軽減します。
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皮膚細胞の正常化: 皮膚の角質細胞の正常な成熟を促進します。これにより、詰まった毛穴の除去や皮膚の再生が促され、にきびの改善が見られます。
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抗炎症作用: 抗炎症作用も持ちます。炎症反応を抑制し、にきびの赤みや腫れを軽減します。
イソトレチノインの治療期間は通常、数ヶ月から半年以上にわたります。治療の開始には、医師の処方と管理が必要です。
イソトレチノインは非常に強力な薬剤であり、副作用やリスクがあります。
一般的な副作用
【副作用】
・乾燥、皮膚の敏感性の増加、唇の乾燥、など
【禁忌】
妊活中、妊娠中や妊娠の可能性がある場合、授乳中
効果は個人によって異なりますが、多くの場合、劇的な改善が見られます。副作用やリスクに対する理解と医師の指導が必要です。
イソトレチノインの使用を検討する場合は、医師との相談下で適切に行ってください。
イソトレチノイン内服中のホームケア
イソトレチノインは皮脂の分泌を抑制してるので、飲み始めは肌の乾燥強くでる方が多いです。
ホームケアでは、レチノールなどの攻めの治療は刺激になるので控えましょう。
また、ビタミンCなども乾燥が強いときは刺激になるので控えた方が良いでしょう。
イソトレチノイン内服中はセラミドなど保湿のケア専念した方が良いでしょう。
乾燥が強いと紫外線のしげきも受けやすいので紫外線対策もしっかりと行ってください。
ニキビ跡の色素沈着を長引かせないためにも日焼け対策重要です。
ニキビがなかな治らないという方は、相談してみてください。
あなたの悩ましいニキビと1日でも早くおさらばできますように✨
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